大分市の平和市民公園(大分市萩原緑町)でハマボウが現在、見頃を迎えている。
ハマボウはアオイ科の落葉木。7月に直径5~7センチほどの鮮やかな黄色い花を咲かせる。大分県のレッドデータブック(2022)では生育地の減少や消滅が懸念されるとして絶滅危惧II類に指定されている。
同園のハマボウは園内を流れる裏川の東岸沿いに群生。川面にこぼれるような樹勢で、空と水の青に負けじと咲き誇っている。
7月8日は午前中から写真を撮る市民の姿も見られた。川に架かる橋からハマボウを観賞していた男性は「黄色いハイビスカスみたいでかわいい。ここに絶滅するような花が咲いてるのは知らなかった」と話していた。
見頃は8月上旬までの見込み。