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大分県立美術館で「手から始まるアドベンチャー」 彫刻や玩具を触って鑑賞

作品内で寝ることができる古墳を象った「とろける体」」

作品内で寝ることができる古墳を象った「とろける体」」

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 展示物を触って鑑賞する「手から始まるアドベンチャー」が現在、大分県立美術館(大分市寿町2、TEL 097-533-4500)の1階展示室Aで開かれている。

音の違いや共演を楽しめる「土の音」

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  おおいた障がい者芸術文化支援センターの主催。岡山、滋賀、福岡で開かれた「ユニバーサル・ミュージアム」の大分出張展。約160の展示品は全て触ることができる。

 「手でさわるゾーン」は、触覚に集中できるように会場内を暗くしている。「とろける体」は、古墳の凹凸をひっくり返した作品で、湯船に浸かるように横たわることが可能。葛飾北斎の世界観を彫刻で表す「神奈川沖浪裏」では、大波の中の小さな富士山を触ることができる。

 通常のゾーンには折りたたみができる厚紙を挟み込んだ「ポップアップ絵本」、遊びながら手指の機能を高め、視覚情報以上の情報が得られるというを「からくり玩具」なども展示。「土の音」では8つの陶製の木魚風オブジェを並べ、ばちで叩いて音の違いや、他の人との共演を楽しむことができる。

 このほか県内在住の障がい者の作品約100点も合わせて展示。こちらも一部の作品は触ることができる。

 11月2、3日に主催者案内のガイドツアーがある。11月9日には国立民族学博物館の広瀬浩二郎教授による特別ツアーを実施。11時(小中学生対象)、14時、18時の3回で午後の2回は誰でも参加できる。

 開館時間は10時~19時(金曜・土曜は20時まで)。観覧無料。

 1階アトリウムでは、障がい者対象の公募展「ときめき作品展」も同時開催している。大分県障害者社会参加推進協議会の主催。絵画、工芸、写真、書、陶芸、合作の6部門に約500点を展示。来場者の投票で各部門の賞を決める。11月10日まで。観覧無料。

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