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温泉地の夜空に光軸2本 別府のアートプロジェクト第6弾スタート

別府駅前通り上空に登場した光軸アート「Distorted 『JIKU』 #23 D-1 | BEPPU」(トキハ別府店駐車場から撮影)

別府駅前通り上空に登場した光軸アート「Distorted 『JIKU』 #23 D-1 | BEPPU」(トキハ別府店駐車場から撮影)

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 別府のアートプロジェクト「ALTERNATIVE-STATE(オルタナティブ・ステート)」第6弾の「Distorted 『JIKU』 #23 D-1 | BEPPU」が2月23日に始まり、別府市中心街の夜空に2本の光線が出現した。

120人が来場した「Distorted 『JIKU』 #23 D-1 | BEPPU」の点灯式

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 混浴温泉世界実行委員会の主催。作品はアーティストの齋藤精一さんが手がけた。スーパーホテル別府駅前の屋上とトキハ別府店の駐車場からLED白色光線を向かい合わせに照射する光のアートで、地上からの高さ約40メートル、直線距離約500メートル。2月23日から毎日、日没から22時まで行う。

 2月23日はつるみカーパーク屋上 (別府市駅前本町)で点灯式を開催。冷え込んで小雪が舞う中、約120人が来場した。

 齋藤さんは「別府には一つに固まらない軸があると思う。「D-1」はそれを象徴した作品なので、多様な視点から異なる別府を楽しんでほしい」とあいさつ。19時前に齋藤さんの発声で照射が始まると歓声が上がった。会場では東北ユースオーケストラの弦楽器四重奏コンサートも開かれ、来場者は光のアートを仰ぎ見ながら弦の音色を楽しんだ。

 齋藤さんは地域デザインの企画や実装などを手がける「パノラマティクス」を主宰。2023年からグッドデザイン賞審査委員長。2023年D&AD賞デジタルデザイン部門審査部門長。2025年大阪・関西万博EXPO共創プログラムディレクター。

 『JIKU』は地域固有の歴史や地形から見いだした軸線を光の線で表現するシリーズで、「BEPPU」は23作目。Distorted(ディストーテッド)は英語で『ゆがんだ』の意味で、別府には街道、湯治、温泉、観光、都市開発など多様な軸が交差していることからタイトルに初めて取り入れた。

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