
別府短編映画プロジェクトの最新作「Good Luck」の完成プレミア上映会が3月9日、豊後大野市の「エイトピアおおの」で開かれた。
「Good Luck」は、映画監督志望の男性と不思議な女性の出会いと旅路を描いたコメディー映画。昨春に豊後大野市内の「原尻の滝」「稲積水中鍾乳洞」などの観光地で撮影した。監督は足立紳さんで、主役は佐野弘樹さん、天野はなさん。スペシャルゲストとして剛力彩芽さんと板谷由夏さんが出演している。
初公開となる上映会には市民ら500人以上が詰めかけ、映画鑑賞と足立監督、佐野さん、天野さんを迎えたトークショーを楽しんだ。
登壇した佐野さんは「出演した作品をその土地の皆さんと鑑賞することは初めてなので感動した」とあいさつ。天野さんは「豊後大野市の人たちが、とにかく温かく、撮影中ずっと楽しかった。その楽しさが見ている人に伝われば」と振り返った。
足立監督は「豊後大野は良い街。短編のつもりだったがカットできるところがなく、104分の長編になった」と話し、会場を沸かせた。
フリートークコーナーでは、来場者から「見慣れている風景がとても美しくて感動した」「知り合いの人が出ていてうれしかった」などの声が上がった。
別府短編映画プロジェクトは別府ゆかりの有志から成る実行委員会が主催。「Good Luck」は同プロジェクト7作目で、別府ブルーバード劇場で5月ごろの一般公開を予定する。