
参加者と観客が互いに別府八湯の湯をかけ合う「湯ぶっかけまつり」が4月6日、別府駅前通りで行われた。
「第111回別府八湯温泉まつり」(実行委員会主催)を締めくくる恒例行事。今年は過去最大量という211トンの温泉を用意した。
「沿道にいても必ずぬれる」という注意喚起のアナウンスを受けて15時過ぎに「ぶっかけ」がスタート。組み上げたやぐらやDJステージなどからホースやひしゃくで温泉水がまかれると、市民や観光客で埋まる会場に悲鳴と歓声が響き渡った。
観光で北九州市から訪れた30代男性は開始直後の放水でずぶぬれになり、「容赦ないかけっぷりに腹が立つのを通り越して笑ってしまった」。東京から帰省したという20代女性は「このためだけに別府に戻ってきた。ふるさとの温泉を浴びれば仕事のストレスも吹っ飛ぶ」と話し、自身も桶でプールからすくった温泉をまき散らしていた。