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「新しい雰囲気を味わって」 別府駅高架下「べっぷ駅市場」リニューアル

新しく生まれ変わった「べっぷ駅市場」

新しく生まれ変わった「べっぷ駅市場」

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 老朽化に伴い全面改修工事が進められてきたJR別府駅高架下「べっぷ駅市場」の1期工事エリアが10月1日にオープンした。

新オープンの「ぶたまんの店幸崎」にも列

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 改修前の市場で営業を続けてきた「安部かき店」「野田商店」「大分んひものやワコー」「くらうん薬局」「松田生花店」「職人工房味一匠」「丸栄鮮魚」「ヒラオペット」の8店に、新たに「ぶたまんの店幸崎」「10 COFFEE BREWERS」「GRAM&GLAN」「湯煙食堂」を加えた12店舗で再出発した。

 新市場は黒やグレーを基調とした落ち着きある空間に仕上がっている。トイレやイートインスペースもリニューアルした。誰でも利用できる3つのシェアスペース「シェアキッチン」「チャレンジショップ」「キッチンカー」も新設。年内は地元大分の人気店が出店する。一般利用は2026年1月から。

 別府市民や観光客に愛されてきた総菜店「野田商店」は10月1日と店休日と重なったため2日にオープン。開店後から多くの市民らが訪れ、人気の巻き寿司などを求める列ができた。

 同店は1972年にかまぼこ店として開業。総菜屋へと移行する中で店舗継承の機を迎え、卸業者として交流のあった後藤照弘代表が引き継ぐことになった。「多くの人に大切にされてきた店を無くせないという思いだった。製造業は初めてで苦労の連続だったが、従業員と一緒に頑張り、軌道に乗せることができた」

 改修後も市場仲間で盛り上げていこうと決めた。後藤代表は「通ってくれる人たちがいるから作りがいがある。市民あっての野田商店」と表情を引き締める。「新市場の雰囲気を味わい、新しく加わった店も見てほしい」と呼びかける。

 べっぷ駅市場では、5日までリニューアルオープンイベントとして「ガラポン抽選会」を実施。1,500円分購入ごとの1回抽選で、市場内で使える商品券などを用意する。

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