大分の老舗百貨店トキハ本店（大分市府内町2、TEL 097-538-1111）が10月23日、約10年ぶりの大規模改装を終えグランドオープンした。

トキハ本店5階にオープンした「バカラショップ」

　「グレード・ファッション・オンリーワン」をテーマに昨年秋から4階～7階を除いて順次改装した同店。総工費は約20億円で、若年層～中高年の幅広客層をターゲットに「百貨店らしい高級感を演出している」と販売促進課課長の増田秀樹さん。

　地下の生鮮食品売り場には「県内にはほかに無い」という約500種類のワインをそろえるワインショップ「ニコラ」や、チーズ・高級ハムなどが並ぶ「ワインワールド」、フルーツスイーツショップ「ペシュ・レザン」など新たに20店が出店する。5階はライフスタイルの変化に合わせた生活雑貨がメーンで今年で創立250周年を迎えたクリスタルのラグジュアリーブランド「バカラショップ」などがオープン。親子3代がくつろげる滞在型フロアがコンセプトの6階は、約15万冊をそろえる書店「リブロ」、安全素材の砂場などがある「あそびパーク」を設え、中庭にはオープンカフェを展開している。

増田さんは「今回のリニューアルでは、『始まる、新しいトキハ』として通路のスペースを広くしたり、プライスカードの細かい部分を修正したりとお客さま目線で細部にまでこだわり抜いた。県内唯一の百貨店として、圧倒的なグレードと品ぞろえで生まれ変わったトキハを楽しんでもらえれば」と話す。「上質な商品をお客さまのライフスタイルに合わせて普段使いできるよう提案していきたい。常連のお客さまにはこれまでに無い新しい提案を。今まで利用したことのないお客さまには生まれ変わったトキハにぜひ来てもらいたい」とも。

営業時間は10時～20時（2階～8階は19時まで）。