別府市鉄輪地獄地帯公園(別府市大字鶴見)に3月14日、飼い犬を自由に遊ばせることができる「ドッグラン」がオープンする。経営は別府市。
市内の愛犬家らから園内での放し飼いやふんのトラブル防止などを求める要望書と署名が市に提出されるなど「市民から飼い犬を自由に遊ばせる施設を造ってほしいとの声を形にした」と別府市公園緑地課の植山課長。市営のドッグラン開設は大分県で初めて。総事業費は約3,700万円。
園内は犬用トイレやリードフック、水飲み、ベンチのほか、湯の街別府ならではの施設として犬用の足湯もを備える。全約4万8千平方メートル。このうち、約2900平方メートルの敷地を3つの「小型犬エリア」「大型犬エリア」「フリーエリア」に分け、高さ1.8メートルの金属柵で囲み出入り口は2重扉を設置。フリーエリア内に設置の足湯(約17平方メートル、最深部20センチ)は人・犬兼用。
植山さんは「地域の方はもちろんだが、別府観光にペット連れで訪れるお客さまへのおもてなしの一つとして別府ならではの『ドッグラン』を楽しんでもらえるような施設になれば」と期待を寄せる。
利用料金は犬1匹につき1回=200円(1人につき2頭まで)、年間利用は3,000円。フリーエリア以外の区域を利用するには一定の条件を満たし事前登録が必要となる。市は2月中に申請の受付を始める予定で、2月下旬にはオープンセレモニーなども予定している。