目的に合わせて変化する別府の実験的フリースペース「PUNTO PRECOG」(プント プレコグ、別府市元町3)が現在、出店者を募集している。
precogの中村茜さんと建築家の仲野安紗さんが2012年、「使う人それぞれの目的に合わせて変化するスペース」として開いたた同施設。これまで出店の業種はさまざまで、カフェやパン店、アーティストの展示スペースなど10店以上の店が利用している。「これまでつくり上げてきた店とお客さまとの信頼関係もあり知名度も上がってきている」と管理人の古原彩乃さん。
「PUNTO」は基地を意味するスペイン語。「PRECOG」は映画「マイノリティーリポート」の先見予知能力者の名前。英語「precognition」が語源。
店舗面積は1階・2階とも約30平方メートル。1階にはキッチンとトイレを設置している。その他の備品(カウンター、テーブル、エアコン、食器類など)も使え、すぐにでも店を始めることができる。
運営に関しては、管理人の古原さんが広報や県外者向けの安価で滞在できるアパート、仕入れなどがある場合には取引先の紹介などサポートをする体制を整えている。
古原さんは「今回の全国公募をきっかけに店を開きたいと考えている熱意、チャレンジ精神のある多くの方に、驚くような企画や店を提案してほしい。まずは気軽に連絡してほしい。マッチングやコラボレーションなどサポートして盛り上げていきたい」と意気込む。「3年に1回開かれるアートイベント混浴温泉世界が今年は開催される。観光客も大幅に増えることが予想される時期でもあるので別府がにぎやかになるチャンスの年」とも。
締め切りは2月28日。