別府の志高湖(別府市大字志高)などの山間部のウオーキングコース「九州オルレ 別府コース」が人気を集めている。
「オルレ」は韓国済州島から始まったもので、済州の言葉で「通りから家の門に通じる狭い路地」という意味を持つ。別府オルレは「済州オルレ」の姉妹版として開かれ、「自然と温泉、文化を五感で楽しんでいただく」(別府市観光課)をコンセプトとしている。「オルレの魅力は海岸や民家、山などの自然を身近に感じ、自分たちのペースでゆっくりコースを楽しむことができる」と同課の伊藤さんは話す。
コースは志高湖をスタート・フィニッシュ地点とし、豊後富士と言われる「由布岳」を一望できる「見晴らし展望台」や愛宕神社など約11キロ、所要時間3~4時間の周遊コース。毎月開催を予定している体験会は「神楽目湖のハナショウブが咲く季節には100人を超える参加者で申し込みが多い」と言う。
伊藤さんは「山の中でのコースは別府の自然を満喫できる。初回は体験会に参加することによりガイドの説明が聞けておすすめ。1度の参加でなく、季節によって変わる景色を自分のペースで歩いて四季折々の別府を楽しんでもらいたい」と参加を呼び掛ける。
体験会は3月13日、4月3日、5月15日、6月19日を予定している。参加費1,500円(ガイド・弁当・おやつ・温泉無料券付き)。開催日4日前までの申し込みが必要となる。