大分フォーラス(大分市中央町1、TEL 097-536-8111)の6階特設会場で6月11日、「ちいさな小さな水族館 ボトリウム展」が始まった。
日本で唯一の「水草作家」として知られる「てっちゃん先生(田畑哲生さん)」が考案した小さな水槽と、同水槽に合わせた空間を展示する同展。
昨年11月てっちゃん先生の「BOTTLIUM2 ひとり暮らしの小さな小さな水族館」の発刊イベントで開いたワークショップに予想を超える10日間で250人が参加し人気を集めた。「ボトリウム展としての開催は全国で大分が初めて」と言う。フォーラス側がオファーして実現した。
小さな容器などのボトルを使用し、水草と魚などの生き物を機械などを使わずに飼育し、一定のルールを設けて「生態系」を作る「ボトリウム」は商標登録をするなど新たな取り組みとして静岡県の経営革新計画の承認も受ける。
会場にはボトルを使用した作品をはじめ、それぞれにテーマを設けた本格的な水槽を設置するほか、女性の部屋をイメージした「かわいい」演出や結婚をテーマに記念撮影できる場所を設けるなど、会場演出とエンターテインメント性も兼ね備えるなど工夫している。
大分のJリーグチーム「大分トリニータ」のスタジアムをイメージして作られた公認の水槽もユニホームと並べて展示。大阪で行われたペット用品見本市「ジャパンペットフェア2013」の水槽ディスプレーコンテストで、金賞を受賞した和風な家をモチーフにした作品などが並ぶ。
てっちゃん先生は「ボトリウム展としては初めての開催になる。年齢や性別、大人から子どもまで楽しんでもらいたい。見るだけでなくワークショップに参加して感動を持ち帰ってボトリウムを楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開館時間は10時~20時。入場料500円。7月10日まで。