大分市のアートプラザ(大分市荷揚町3、TEL 097-538-5000)で12月に開催予定の「U-40建築家展2016」の出展者募集が始まった。
大分の若手建築家の作品発表の場として毎年開催される同イベントは今回で7回目。主催の実行委員会を参加者で組織することにより、全ての企画・運営を参加者で進める。
「これまでの開催で、若手だからこその思いや楽しさなどを広めることができていると自負している。参加者自身も互いにライバルだが、共に研さんできる良い場」と広報担当の松田周作さんは話す。
昨年までは同一のテーマを設け建築家それぞれの作品を展示していたが、今回から「若手建築家の現在を見せる場にしたい」と、これまで実際に作られた建築や予定の建築などをそれぞれの形で模型やパネルなどにより展示する「近作展」を予定している。
松田さんは「『建築を見せたい』『建築で魅了したい』『建築を通して響くものを作りたい』の思いから今回からより建築を意識した。本来の意味での建築を表す『建築の純度』の高い大分固有の建築文化を次の時代に引き継ぐ使命を担う私たちと共に、大分の建築界を引っ張って行きたい若手建築家が新たに加わり出展してもらえれば」と期待を寄せる。
参加資格は大分にゆかりのある人、設計を専業として事業運営している人など一定の条件が設けられている。申し込みは6月30日まで、メールで受け付けている。