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別府市民も参加する観光復興CM全14種、SNSなどで話題に

サービスショットを披露する旅館のおかみ

サービスショットを披露する旅館のおかみ

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 別府市の別府観光誘客緊急協議会は6月20日、観光PRCM全14タイプを公開し、ツイッターやSNSなどで話題を集めている。

「別府に、遊びに来てください」とPRする長野市長(中央)と150人の市民

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 4月に起きた熊本地震の影響で現在も観光客の減少傾向が続く同市。ゴールデンウイークの宿泊者数は前年比33%減少し、地震直後の8日間で予約をキャンセルした大分県の宿泊客は約20万人(被害総額推定23.5億円)に上るという。観光レジャー施設の入場者も46%減少するなど危機的な状況を「打開しよう」と、夏の観光シーズンを前に別府市民も多数参加し全14タイプを5月20日の企画立案から約1カ月間で制作した。

 制作した動画は、地元でホテルを運営する社長が「別府市では、1分間に約8万7000リットルもの温泉が湧いちょんで! でもお客さんが来んかったら‥‥ただの垂れ流しじゃー!」と発狂するシーンや、おかみが体を張る「サービスショット」などを披露する。ツイッターやフェイスブックの呼び掛けに応じて集まった市民150人と長野恭紘別府市長も参加し「別府に、遊びに来てください」と何度も呼び掛けるなど「体を張った笑い」などで「元気に営業中」をPRする。

 長野別府市長は、震災からの復興に向けて、「別府市民の意識が結束」しているとし、「『ごちゃ混ぜ』の魅力な文化があり、懐の深い別府らしいCM」と同作をPR。「別府はいつも通り、通常通り、元気に毎日営業中です。どうぞ安心して別府に足をお運びください!」と、観光での支援を呼び掛けるコメントを寄せている。

 同市観光課の久保田さんは「別府の現状をユーモラスに描いた。現状に直面する当事者が実際に出演し、夏の観光シーズンに向けて『元気に営業中』をPRしている。多くの人に今の別府を知ってもらい、実際に足を運んで楽しんでもらえれば」と期待を寄せる。

 動画は福岡圏エリアでのテレビCM、動画サイト・ユーチューブで見ることができる。

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