大分の佐賀関漁港(大分市大字佐賀関)周辺で9月10日、「第36回関の鯛(たい)ちりおどり大会」が開かれる。主催はさがのせきまちづくり協議会などで組織する実行委員会(TEL 097-575-2000)。
佐賀関の秋の風物詩として同イベント。元禄(げんろく)時代から歌い継がれる「関の鯛つり唄」に1966(昭和41)年の大分国体に合わせて、「地域から盛り上げていこう」と踊りを付けて「鯛つり踊り大会」が始まったという。
地域の青年部のメンバーが地域の活性化につながる踊りを町ぐるみで取り組んでほしいと強く要望し佐賀関町の一大イベントとなった。
参加は23団体で約1000人の踊り子が参加を予定する。「最初は地区ぐるみでの参加が主だったが、最近は子どものグループや友達同士でなど時代とともに変わってきている」と事務局の岡本さんは話す。
10時から、参加者の半数以上が市外からという、事前に申し込んだ138人が競う今年初の「鯛つり唄コンクール」を予定。優秀者は本番の鯛つりおどり大会休憩中の約20分間に歌を披露する時間も設ける。
岡本さんは「漁師が魚を釣っている様子が踊りにも見られる。力強く元気に活気あふれる踊りを見るだけでなく多くの人に参加してもらいたい。佐賀関の活性化とともに町を好きになってもらえれば」と意気込む。
開催時間は19時~21時(予定)。自由に参加できる踊りは20時~(予定)。