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大分市美術館で「生賴範義展」 オーライタローさんギャラリートークも

<SFアドベンチャー増刊> 「平井和正の幻魔宇宙」徳間書店 1982©生賴範義

<SFアドベンチャー増刊> 「平井和正の幻魔宇宙」徳間書店 1982©生賴範義

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 大分市美術館(大分市上野、TEL 097-554-5800)で5月13日から、特別展「生賴範義展 THE ILLUSTRATOR スター・ウォーズ、ゴジラを描いた孤高のイラストレーター」開かれる。

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 文化庁映画賞功労賞、日本SF大賞功績賞、星雲賞アート部門賞などを受賞したイラストレーター生賴さんの県内初の大規模展覧会となる同展。

生賴さんは1966(昭和41)年、「吉川英治全集」の新聞広告のために制作した「三国志」の英雄を点描で描いたイラストで注目を集めた。今回の展覧会では、ジョージ・ルーカスさんから依頼され手掛けた「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」の原画などの作品約220点を展示する。

 期間中に予定するギャラリートークでは、生賴さんの長男で画家のオーライタローさんが講師を務める「イラストレーター・画家・父・生賴範義。」の開催を予定するほか、洋画家・佐藤曻さんが講師となる「絵描きが見た生賴範義作品」、市内府内町の映画館シネマ5代表の田井肇さんが講師となる「生賴範義展で映画トーク」を予定している。

 6月からは廣瀬剛大分大学教育学部教授による「スターに変身!自分の映画ポスターをつくろう」や同館スタッフなどによるワークショップ(無料、各回定員10人)も予定している。

 同館学芸担当班の岩尾さんは「実物の作品は写真撮影されることや印刷されることなど工夫を凝らした様子がうかがえる。ポスターなどで見たことがある人は多いと思うが、この機会に、なかなか見ることのできない原画を実際に見て、宮崎県を拠点に地方から世界へ発信していった生賴さんの作品を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開館時間は10時~18時。月曜休館(6月5日は開館)。入館料は、一般=1,000円、大学・高校生=700円。中学生以下無料。7月2日まで。

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