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大分の百貨店・トキハで「京都展」 抹茶テーマに伝統の味と技を一堂に

大勢の買い物客でにぎわう「トキハ」の京都展

大勢の買い物客でにぎわう「トキハ」の京都展

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 大分のデパート「トキハ本店」(大分市府内町2、TEL 097-538-1111)8階催し場で10月26日、「第48回京都展」が始まった。

京洋菓匠カトレアの「京抹茶のモンブランロール」

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 同店が企画する地方物産展では最も歴史があり、年1回、毎年この時期に開く同展。今年は食関連51店、工芸・調度関連33店の計84店が出店した。

 今年のテーマは「抹茶」。「京洋菓匠カトレア」の「京抹茶のモンブランロール」(1,350円)のほか、わらび餅、ソフトクリームなど深緑色が映える伝統の味が会場内のあちこちに。和菓子の八ツ橋、漬物など京都の定番も人気で、大勢の客でにぎわっている。

 工芸品のブースでは、「清雅堂陶苑」が京都の紅葉をイメージして新たに作ったという「紅葉 抹茶碗(わん)」などが並ぶ。買い物袋を抱えた年配客が、木版画やタペストリーなどをじっくりと品定めする姿が見られた。

 同展恒例の「踊り」も会場に花を添え、毎年必ず訪れるという客も多く、今年も京都・先斗町の芸妓・久鈴(ひさすず)さん、舞妓・市彩(いちあや)さんの舞台は、立ち見客が何重にも取り巻くほどの人気となった。今年は会社帰りの若年層にも足を運んでもらおうと、「夕方からのお楽しみ」を企画。夕食向けの総菜盛り合わせ、ちらしずし、ステーキ・すき焼き弁当、カツサンドなどを数量限定で販売する。イートインコーナーでは抹茶パフェをメニューに加えるほか、イートインコーナー、お茶席、喫茶店など、その場で京都の味を楽しめるスペースも用意。

 催事企画担当の田坂陽之介課長は「30年前に私が入社したときにはすでに定着していたリピーターの多い人気の物産展。若い方から年配の方まで楽しめる内容なので、ぜひ足を運んでいただければ」と来店を呼び掛ける。

 開催時間は10時~19時(最終日は18時まで)。11月1日まで。舞妓2人による踊りは28日が最終日で、11時、13時、15時の3回、披露する。

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