JR大分駅府内中央口広場で11月19日、「ロングテーブルおおいた2017」が開かれる。
毎年11月19日の「おおいた食(ごはん)の日」を含む「おおいた食育ウィーク」の期間中に、共食推進や孤食防止を目的として開かれる同イベントは今回で3回目。
今回は、来年6月に大分で開かれる第13回食育推進全国大会のプレイベントを兼ねて開催。サブタイトルに「大分郷土料理物語」を掲げ、前2回の弁当に汁ものといったメニューに大分ならではの伝承料理を加え、内容を拡大して行う。
当日は甘酒による乾杯でスタート。県内6振興局の各地区が地域色を盛り込んで作った6種類の弁当の中から1つを無作為に選び、参加者に配布する。
タコ飯(東部)、エソのすり身、黄飯(以上南部)、タラオサとタケノコ、高菜巻きずし、こんにゃくいなり(以上西部)、かちエビちらしずし、みとりおこわ(以上北部)、吉野の鶏飯、やせうま、ゆで餅(以上中部)、竹田田楽、頭料理(以上豊肥)など、各地区で受け継がれている郷土料理や伝承料理をのせた大皿を並べ、料理紹介の後、「いただきます」を合唱する。県生活環境部食品・生活衛生課の都甲一朗さんによると「最初、大皿料理は5種類の予定だったが、各地区から次々に申し出があり、メニューがどんどん増えていった」という。
会場では、大分県出身の月亭太遊さんが「食育」をネタにしたオリジナルの落語を披露し、浅利妙峰さんがこうじ文化について講演する。県内18市町村の郷土料理を紹介するパネル展示、郷土料理の試食会なども行う。
都甲さんは「県内でも食べたことのない他地域の伝統の味、昔懐かしいおばあちゃんの味を楽しめる良い機会。盛りだくさんの内容なので気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。
参加費は大人=500円、中学生以下=300円で、事前予約が必要。問い合わせ、申し込みはTMエンタテインメント(TEL 097-556-4070)まで。