大分・津久見の四浦半島で2月4日から、「豊後水道河津桜まつり」が開かれる。
同市の冬の風物詩となっている同イベントは今年で6回目。毎年開催しているウオーキング大会参加者の目を楽しませようと、地域住民が2005年から始めた植樹がきっかけ。回を重ねるごとに知名度も高まり、近年は大分をはじめ、宮崎、北九州、関西からの来場者も増えているという。
2月4日は「つくみイルカ島」前の駐車場に、祭りの拠点となる臨時観光案内所「さくらSA(サービスエリア)」を開設。開花情報の発信に加え、地元物産品などを販売する。イルカ島横の「つくみマルシェ」ではサクラを使ったスイーツなどを限定販売する。
蔵谷会場では2月11日から、菓子「河津桜」などの物産品の期間限定販売を行う。休校中の越智小学校では海鮮焼きの提供が始まり、祭りも本格化。2月17日・18日、24日・25日は間元会場で保戸島のひゅうが丼やこしあんをカステラ生地で巻いた伝統菓子「かずまき」を販売する。18日は「第16回豊後水道絶景ウォーク」を開催する。参加無料。当日7時30分から受け付ける。
河津桜は同地区に4600本が植えられている。例年、2月初めに花が咲き始め、約1カ月かけて満開となる。今年は2月2日現在、ほとんどがつぼみだが、日当たりの良い海岸線に植えられた木ではすでに数輪が開花している。
同市観光協会では「海とサクラのコラボレーションが見どころの一つ。地元の味覚、住民との触れ合いも合わせて楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
2月17日・18日、24日・25日は、JR津久見駅ーイルカ島間でシャトルバスを運行する(片道500円、小学生以下無料)ほか、乗り降り自由の四浦半島一周バス(1,000円、小学生500円、幼児無料)も運行する。2月25日まで。