大分駅府内中央口駅前広場で3月3日、県内外のパンを販売する「パンフェス」が始まった。主催はカフェ「loulou」と「アミュプラザおおいた」。
個人経営の製パン店の応援を目的に、大分市の中晴紀子さんの呼び掛けで始まった同イベントは今年で5回目。昨年までは一日のみの開催だったが、今年は2日間に分けて開く。県内全域のほか、福岡県や宮崎県からコーヒー店4店を加えた40店が出店している。
初日は好天にも恵まれ、10時からの販売開始を前に各店舗の前に行列ができた。初回から参加の「mako’sベーグル」(別府市)は、スティックタイプのベーグルと水の代わりにジャージーミルクを使って焼き上げたパンが人気で「ふんわりとした食感と香りが楽しめる」と同店。店先はお目当てのパンを求める来場者でにぎわった。
「喫茶&雑貨naYa」(由布市)はイチゴやキンカンなどの季節のフルーツを使ったタルトなどを並べた。大分市内の女性会社員は「あまり買いにいけないので前から狙っていた」とまとめ買いをしながら笑顔で話す。
イベント限定のハート形のパンのほか、カフェがランチで提供しているオリジナルパンなども味わえる。中晴さんは「足で探した選りすぐりの店ばかり。食べ比べできる良い機会なので、ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。
開場時間は10時~17時。3月4日まで。