大分市のコンパルホール(大分市府内町1丁目)3階多目的ホールで3月17日、「第16回おおいた青年交流祭」が開かれる。
青年団の交流を目的に、大分県連合青年団、大分県農業青年連絡協議会などの呼び掛けで2004年に始まった同イベント。
初回は青年団員など35人が参加し、回を重ねるごとに市民、学生、外国人、障害者が加わるようになった。現在は毎回100人が集まるイベントへと成長している。「心が青年であれば」誰でも参加可能で、年齢層は10~50歳代と幅広い。広瀬勝貞県知事や佐藤樹一郎大分市長もゲストとして参加している。
今年のテーマは「出会え であえ おおいた」。グループ討議、座談会、交流会の3部構成で行う。14時からのグループ討議では参加者をグループに分け、各班で「生活」「食」「遊ぶ」などのテーマについて話し合う。討議した内容は、広瀬知事や佐藤市長を交えた座談会で発表し、参加者全員で情報を共有する。19時30分からは交流会を開き、飲食を通じて親睦を深め合う。
今年の実行委員は、第1回で実行委員長として同イベントを立ち上げた臼杵市の板井泉一さん、前回、実行委員長を務めた大分市の後藤裕美絵さん、今年初めて実行委員になったという九重町の佐藤太平さんなど9人。鹿児島県出身の下鶴賢太郎さん(別府大学2年)が実行委員長となり、昨年9月からイベントの内容や運営についてミーティングを重ねてきた。
今年は、下鶴さんが同大の手話サークルを率いていることもあり、手話を使ったイベントも盛り込む。下鶴さんは「初対面でも互いに仲良くなれる仕掛けを考えている。大分にゆかりがある、大分が好きという人であれば誰でも参加できる。『友達が大分出身』でも大丈夫」と話す。
後藤さんは「もともと交流の場が苦手だったが、誘われて参加したときに自分が知らないことがたくさんあること、面白い出会いがあることなどを知った。そういった場を作ってつないでくれた人への感謝の意も込めて活動している」と話す。
板井さんは「異業種交流、出会いの場、地域活動のPR、きっかけは何でもいい。まずは参加して楽しんでほしい。知事と市長が並ぶ場所に同席できる数少ないチャンスでもある。当日参加も受け付けている」と呼び掛ける。
下鶴さんは「先輩方の経験と財産を借り、多様な価値観に触れ、何か感じることができる交流祭にしたい。参加者はもちろん、当日は自分も楽しみながら盛り上げていきたい」と意気込む。
参加費は、一般=3,000円、学生=1,500円(以上、食費込み)。ドリンク料金は、一般=1,000円、学生=500円。