別府市内で4月8日、海抜0メートルのSPAビーチ(別府市北的ヶ浜町)から1,375メートルの鶴見岳を登る「べっぷ鶴見岳一気登山」が行われた。
自動車道を通らない日本唯一のコースを通り、春の訪れを味わう同大会。同実行委員会の主催で31回目。今年は男性1,703人、女性1,357人の合わせて3,060人がエントリーした。内訳は、山頂までの約12キロのタイムを競う「いだてん天狗タイムレース」に200人、同コースで登山を楽しむ「のびのびさくらウォーク」に1,466人、ふもとまでのんびり歩く約8㌔の「GO.GO.GOハーフウォーク」に1,394人。
8時30分からの開会式で、別府まつり振興会の梅野朋子会長、長野恭紘市長らがあいさつし、山口県下関市から参加した84歳の古田光雄さんに最高齢者賞、沖縄県那覇市からエントリーした阿部進さんに遠来者賞が贈られた。
9時ちょうどに「いだてん組」がスタート。参加者は号砲が鳴ると一斉に走り出し、声援を受けながら海岸線を駆け抜けた。続いて「ウォーキング組」が順にスタートゲートをくぐり、大会関係者やミス別府の佐々木澪さん(22)と日隈祐希さん(21)とハイタッチしながら、笑顔で歩き出した。
「ウォーキング組」は別府の春景色を楽しみながら、思い思いのペースで山を登った。「ハーフウォーク」で一番最初にゴールした国東市の重光翔天君(10)は「川を渡ったりするコースが面白かった。来年は頂上まで登るコースに挑戦したい」と笑顔で話していた。