JR大分駅ビルの商業施設「アミュプラザおおいた」(大分市要町1)を運営するJRおおいたシティが4月12日、2017年度の営業概況を発表した。
同社によると、売上高は過去最高の約233億円(前年度比104.4%)で、入館者数は約2,266万人(同102.1%)だった。新店効果、カード会員施策、イベント開催などにより、売上高が前年を10億円、入館者数は約45万人上回った。
年間を通して消費者の興味と話題性の高い店舗を誘致したほか、3月に22店舗を新規出店した大幅リニューアルの効果があった。衣料や生活雑貨の売り上げが好調に推移し、クリスマスやバレンタインなどの季節イベント開催、期間限定ショップの導入なども売り上げを押し上げる要因となった。
大分駅祭りや府内戦紙などのイベントや鉄道神社茅の輪づくりやそば打ち体験といったワークショップなどを多数、開催したことで入館者数も増加。各種割引が受けられる「JQカード」の会員数も拡大しているという。
ほかにも、近隣の商店街や大型商業施設、行政と連携して実施した、昨年7月と今年1月の「まちなかバーゲン」、昨年9月の「まちなかOSHARE月間」、11月から2月にかけてのイルミネーションイベントなど、回遊性を高めるにぎわいづくり施策の効果もあったとみる。
4月16日に開業3周年を迎えるに当たり、同社は「アミュプラザや町の魅力を支持してもらえたと受け止め、まずは感謝したい。今後も新しいモノやコトを提案する魅力的な施設に進化し、町のにぎわいづくりや地域の情報発信に努めていきたい」としている。