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大分市美術館新年度事業 郷土洋画展皮切りに明和電機のイベント展も

大分洋画100年の歴史をたどる展覧会

大分洋画100年の歴史をたどる展覧会

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 大分市美術館(大分市上野町 、TEL 097-554-5800)で4月13日、本年度最初の特別展「開館20周年記念 ふるさと大分の洋画家たち」が始まった。

8つのエリアに分けて展示した洋画展

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 1999年2月にオープンした同美術館。これまでに250万人を超える観覧者が訪れている。
 2018年度は9つの特別展と16のコレクション展を予定。20周年記念事業として「ふるさと―」、「田能村竹田展」(9月28日~11月11日)、「蜷川実花展 虚構と現実の間に」(2019年1月5日~2月24日)を開く。近年の猫ブームを受けて春と秋に「アートになった猫たち展」(5月11日~7月1日)、「岩合光昭写真展 ネコライオン&ねこ科」(10月5日~11月25日)を開催するほか、夏休み期間中には、ユーモラスな楽器を奏でる芸術ユニット「明和電機」の「ナンセンスマシーン展 in 大分」(7月7日~9月24日)を開き、子ども向けのワークショップなどを行う。

 本年度の皮切りとなる「ふるさと―」は、明治初期にフランスに渡り大分洋画の礎を築いた諫山麗吉をはじめ、大分ゆかりの洋画家61人の画業をたどる展覧会。同館のほか、大分県立美術館、別府市美術館所蔵の74点を展示する。

 会場を8つの時代に分けて展示。明治後期から昭和初期にかけて活躍した片多徳郎の「湖畔春色」、戦後、県美術協会を復興させた権藤種男の「庭」、革新系とされる廣瀬通秀の「モニュメント」などの作品が並ぶ。13日の開会式で菅章館長は「郷土の画家は日本洋画史のきっかけをつくったともいえる。ここ100年の大分美術の流れとともにそれぞれの技法や表現を味わってほしい」と話した。

 開催時間は10時~18時。入場料は、一般=800円、大学生・高校生=600円、中学生以下無料。5月6日まで。期間中、毎週水曜の14時から同館職員による展示解説を行う(約30分、同展観覧券が必要)。

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