大分市の田ノ浦ビーチ(大分市田ノ浦)で5月20日、フォークソングを中心とした「音遊びチャリティーコンサート」が開かれる。
音楽好きの市民らでつくる同実行委員会(TEL 090-6637-8237)の主催。全国のライブ会場などで活動する歌手を招き、フォークソングやブルース、ニューミュージックといった「昭和」を代表する音楽を楽しむ。
実行委員長は「フォーク世代」という世ノ上昇さん(67)。会社員時代に一ファンとして全国のライブ会場を巡り、各地で地元の歌手たちと交流を深めていった。1998年に「心をわしづかみにする音を奏で、歌っている人たちに出会ってほしい」と市内のライブ喫茶で歌手を集めてミニコンサートを開催。イベントは次第に成長し、県外からの来場者も増え、ステージを七瀬川自然公園に移すほどの規模に拡大した。来年の20回を前に、会場をよりアクセスの良い同ビーチに移し、入場も無料として再出発。世ノ上さんは「彼らの音の素晴らしさをもっと広めたい。県外の人に大分にこれだけ美しく、素晴らしい場所があるということも知ってほしかった」と話す。
今回はツアーミュージシャンやメジャーバンドのバックで演奏していたプレーヤーなど、19のソロとグループが声と腕を披露する。日本フォークの草分け的存在とされる中川五郎さんのほか、柿木一宏さん(福岡)、「JUSTINe」(同)、「バケツハウス」(鹿児島)らが参加。地元の大分からは「NOEL」「満天」「ネジ和ゴン」らが出演する。
20日は9時50分から10分~30分の持ち時間で日没まで切れ目なくステージが続く。世ノ上さんは「別府湾を望む最高のロケーションで、朝から夕方まで心揺さぶる音楽に包まれてほしい」と来場を呼び掛ける。
会場には軽食や雑貨のブースを設けるほか、出演者らのCDなども販売。収益の一部は大分市社会福祉協議会に寄付する。開場は9時30分。入場無料。無料駐車場あり。