大分県立芸術会館（大分市牧緑町1、TEL 097-552-0077）第二展示室で3月25日、「浅井力也　大分展　Peace of the World」が始まった。

　浅井力也さんは、ハワイ在住の画家で1984（昭和59）年東京生まれ。分娩（ぶんべん）時の事故で脳障がい（脳性マヒ）を患い、4歳の時に治療のためハワイへ移住。そのころから水彩画を描き始め、6歳の時、ハワイ美術院展に「二羽のピジョン」が入選。以来数々の賞を受賞し、16歳の2001年、9・11の直後、ニューヨークでの「ピース・アート展」100人のアーティストの一人として招待されるなど、作品は高く評価され天才画家として世界で活躍している。

　今回は6歳から28歳までの作品50点を展示。期間中は、浅井さんと母親の三和子さんも会場入りし、来場者を迎える。

　主催するCOSMOSの会の梶原さんは「グループ内のメンバーが以前、高知県で浅井さんの作品を見て感動し大分でも浅井さんの作品展を、と企画し半年かけて実現できた。浅井さんが描く油絵は色鮮やかでエネルギッシュで光に満ちあふれ、喜びや優しさが表現されている。人と違うのは素晴らしい個性であり、それを認めて前向きに生きる力を浅井さんの作品から感じてもらえるのではと思い企画した。ぜひたくさんの人に足を運んでもらい、共感してもらいたい」と来場を呼び掛ける。

　営業時間は9時～17時（入館は16時30分まで）。入場料は1,200円、小学生以下は無料。
今月30日まで。