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大分市の中心街に「ラーメン浅野3号」 開業の地で一味違う「二郎系」

「3号」をオープンする浅野さん

「3号」をオープンする浅野さん

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 大分市の中心街にいわゆる「二郎系」の「ラーメン浅野3号」(大分市中央町1)が5月29日にオープンする。

浅野3号の「二郎系」ラーメン

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 店主は同市古国府で人気ラーメン店「浅野2号」を営む浅野壮平さん(45)。同店の顔でもあるあっさり豚骨スープを使い、「極太麺+大盛り野菜」という「ラーメン二郎」のスタイルを取り入れた新ラーメンを提供する。

 「遊び心で賄い用に作った二郎系が想像以上においしかった」と一念発起。合わせるスープ、たれ、麺それぞれに研究を重ね、「浅野」と「二郎」を掛け合わせた納得の一杯にたどり着いた。

 豚骨100%のさらりとした白濁スープは、圧力鍋で一気に炊き上げ、徹底的にあくを取り除いて作る。「あく取りは一番こだわっているところ。スープに臭みを残したくない」。しょうゆだれは麺や野菜のボリュームに負けないよう3号用にアレンジ。麺は「2号」で提供しているまぜそばの麺をさらに太くしたオリジナルの極太麺を使う。

 二郎系ならではの無料トッピングも取り入れる。湯通ししたモヤシとキャベツは通常の200グラムに加え「マシ(増し)」で400グラム、「マシマシ」で700グラムに。煮込んだ背脂も2倍、3倍に増やすことができる。注文があれば通常は入れていないニンニクも提供する。卓上のしょうゆだれ「カラメ」で味の調節もできる。メニューはラーメン(700円)、チャーシューを増やした豚ラーメン(850円)、汁なしラーメン(700円)など。トッピングはネギ(100円)、豚(150円)など。

 店舗は同町内の横丁的商店街「大分マート」の中ほどにある。約35平方メートルで席数はカウンターのみの11席。2008年に「ラーメン浅野」を開業した商店街に里帰りする形で系列店を出すことになった。浅野さんは「当時とは時代も空気感も変わっている。新しいラーメンと一緒で一からスタートしたい」ときっぱり。

 人気店の新しい挑戦だが「自分が食べておいしいと思うラーメンを作りたい」という職人の心は開店当時から変わらない。「これまでとは違う客層にも来てほしい。一味違ったラーメンを味わってもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時~15時、17時~21時。日曜定休。

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