大分の水族館「うみたまご」(大分市神崎)が募集していた、来春新設予定の野外型施設に設置することを目的として公募した「あそべるアート」プランのグランプリが決定し、遊具3点のデザインを8月4日に発表した。
「動物となかよくなる」をテーマに2015年春にオープンする野外型の新施設。今回、「海の生きものをイメージした『あそべるアート』」をテーマに公募していた。
応募実数は約95件。14歳から95歳までの幅広い年齢層が応募。「学校の先生と生徒がチームとなって練られたプランや異業種が組んで考えられたプランもあった」と事業を運営するNPO法人「BEPPU PROJECT」担当の松田さん。
1次審査、2次審査を経てグランプリに選ばれたのは、日本工業大学の金野千恵助教と指導する学生12人による海を散歩するように見立てた「うみさんぽ-見る・遊ぶ・感じるアート」3作品。
「いわし玉・スライダー」はらせん状に丸まった形で、小魚が群れを成すイワシ玉やスイミーを思わせる木製の滑り台。その他は、テトラポットを連結し立体的に構成された「さんご・ジャングルジム」と貝殻の形をしたシェル構造の休憩所「シェリー・ホール」。
「大分に来たことが無い方や、故郷の大分を思い出して応募した方などたくさんの作品が集まった。来春の新施設に多くのお客さまが集まれば」と期待を寄せる。
グランプリには賞金150万円、審査員特別賞には賞金10万円が授与された。