
リゾート型複合施設「SHONIN PARK(しょうにんパーク)」(別府市上人ヶ浜町) が7月24日、上人ヶ浜公園にオープンした。
48人同時利用可能の別府海浜砂湯「Sand SPA(サンドスパ)」
別府市の公募設置管理制度(Park-PFI)による「上人ヶ浜公園設備運営事業」で、貸し会議室大手「ティーケーピー」(東京都新宿区)が運営する。「新たな別府を五感で体感できるパーク&リゾート」をコンセプトに、別府湾を望む公園を再開発し、宿泊、砂湯、飲食などの施設を伴う公園に整備した。同市の同制度の活用は、別府公園、鉄輪地獄地帯公園、春木川公園に続く4例目。
宿泊施設「ISHINOYA(石のや) 別府」は全23室。コンテナを活用したコテージは全室オーシャンビューで、源泉かけ流し温泉を引いている。露天風呂付き客室も用意する。
別府海浜砂湯「Sand SPA(サンドスパ)」は海際に開設。以前の砂風呂から面積を2倍にし、最大48人まで同時利用できるようにした。利用時間も8時~22時に拡大し、利用者数は従来の3倍以上となる20万人を見込む。料金は、大人=2,500円、6~12歳=1,800円。
レストラン「Grill Takka(グリルタッカ)」は、大分・別府の食材を使ったグリル料理などを提供する。営業時間は7時~22時で、早朝利用を含め観光客需要に対応する全時間帯営業とする。このほか、土産、スイーツ、ジェラート、サンドイッチ、ラーメンなどのショップもオープンした。
ティーケーピーの河野貴輝社長は大分市出身。開業式典で「子どもの頃の思い出の場所の事業に関われるのはうれしい。観光都市・別府に、ダイレクトにインバウンド客を誘致する一翼を担い、年間50万人の利用を目指す」と話す。
営業時間は7時~22時(ショップは10時~20時)。