
車内で寝泊まりできる仕様のバン専用レンタカーショップ 「VANLIFE RENTAL CAR(バンライフレンタカー)」(0977-75-1188)が7月26日、杵築市山香町にオープンした。
同所で商業施設「Parks Yamaga」を展開する「Parksおおいた」が開業。車中宿泊用に手を加えたカスタムカーやオリジナルのカーグッズを手がける「GORDON MILLER (ゴードンミラー)」(静岡県御殿場市)と提携する。
両社は、杵築市をはじめ、宇佐市、臼杵市などのエリアには豊かな自然と文化がありながら、宿泊施設の不足から観光客の多くが素通りしていると分析。「レンタカー車中泊」の活用で滞在時間の増加を期待する。Parksおおいたの橋本雅治さんは「宿泊予約にホテルや旅館だけでなく『車』という選択肢が増える。まずはレンタルで気軽に新しい旅の形を体験してほしい」と話す。
ミニキッチンやトイレなどの生活基盤が整ったキャンピングカーとは異なり、あくまでも「一般車で快適に宿泊する」をコンセプトとする。
用意したのは、5人乗りのハイエース(トヨタ)やバネット(日産)、軽自動車のハイゼットカーゴ(ダイハツ)など5種。フラット化した後部座席にマットを敷き、大人2人、子ども1人ほどが横になることができる。アカシア木板で仕上げた室内が特徴でテーブルも広げられる。車内用のポータブル電源、寝具、キャンプ用品などのレンタルにも対応。料金は24時間2万800円から。
橋本さんは「まずは温泉、食、景色とそろっている杵築の魅力を発信していきたい。ここを拠点に国崎半島をはじめ別府や湯布院などの観光地へ移動してもらい、それぞれのまちの魅力や価値を高められれば」と話す。
営業時間は10時~21時