
大分香りの博物館(別府市北石垣、TEL 0977-27-7272)で現在、「Kawaii Perfume Collection 2025~かわいい香水瓶のヒミツ~」が開かれている。
同館が年1回開催する企画展で、今年で14回目。香水を選ぶ際に「かわいい」「おしゃれ」「かっこいい」など、瓶自体のデザインで選ぶ人も多いことから企画。香水瓶、香水の歴史や使い方などを説明したパネルなど約100点を展示する。
香水瓶は香りのイメージを表現する芸術品とされる。会場では、紀元前の陶器の香油つぼ、18世紀のマイセンの磁器瓶などのビンテージ品や現代の先鋭的なデザイン瓶を紹介。イブ・サンローラン、ジバンシィ、クリスチャン・ディオールなどのボトルデザインを手がけ、「香水瓶の魔術師」と呼ばれるピエール・ディナンの作品も並べる。香水の使い方やマナーを解説するコーナーでは、展示香水の試香もできる。パネルでは香水瓶にガラスが選ばれる理由や製造法などを紹介している。
8月3日13時から、トークショー「香りと出合う~自分に合った香水の選び方~」を開催。フレグランスアドバイザーのMAHOさんが香水の選び方や使い方、最新の香水のトレンドなどを紹介する。MAHOさんは日本フレグランス協会常任講師、日本調香技術普及協会理事。定員は先着50人。参加無料。専用フォームから事前予約が必要。
トークイベント終了後、参加者を対象に企画展限定「Kawaii香水」(30ミリリットル)を作る調香体験を開く。体験料は3,000円で、定員は先着20人。要事前申し込み。
9月21日13時から「ハーブとスパイスを使ってkawaiiアロマガーランド(飾り)づくり体験」(定員12人)、同28日10時30分と13時30分から「親子でkawaiiディフューザー(芳香剤)づくり体験&学芸員による館内ツアー」(親子2人×16組)も予定する。いずれも参加無料。
開館時間は10時~18時。企画展は無料だが入館料が必要。入館料は、一般=700円、高校・大学生=500円、小・中学生=300円。10月13日まで。8月21日、9月18日は休館。