大分コンパルホール(大分市府内町1、TEL 097-538-3700)3階多目的ホールで9月4日、「情報モラル啓発セミナーin大分」が開かれる。主催は中小企業庁・ハイパーネットワーク社会研究所(大分市東春日町、TEL 097-537-8180)。
コミュニケーションの手段などSNSなどの情報化が多用し進む中で、社会において「情報モラル」を理解し普及啓発することを目的に開かれる同セミナー。大分県では8年ぶり2回目の開催となる。
「知らず知らずのうちに人権侵害や情報漏えいをしてしまっていることも多い。企業はもちろん、インターネットを活用する全ての人に参加してほしい」と、同研究所の式田早織さんは呼び掛ける。
第1部は「人権と情報モラルを理解する」をテーマに、同研究所が「ネット社会の人権と情報モラル~ネット社会の脅威 貴方の会社の対策は?」について解説、牧野総合法律事務所の所長弁護士の牧野二郎さんが「インターネット社会と人権」について講演する。
第2部は「人権を尊重し、情報モラルを実践する」をテーマに、「新たなITイノベーションと企業の社会的責任としての情報セキュリティ」を情報セキュリティーコンサルタントの松本照吾さんが講演、全体まとめとしてパネルディスカッションも行われるほか、参加者が組織内に持ち帰って実践的な取り組みを進めることを目的とした「社内研修ワークショップ」も予定している。
同研究会の足立企画部長は「情報発信の方法や受け取り方などめまぐるしく変化している。その時々の時流に乗った実際の例を挙げるなど内容も充実しているので新たな視点で参加してもらえれば」と話す。
開催時間は13時~17時。主催者は現在、ウェブサイト・メールなどで参加者を募集している。