JR大分駅ビル「JRおおいたシティ」(大分市要町1)が4月16日、オープン1周年を迎える。
同施設が4月6日に発表した営業実績によると、JR九州が運営する「アミュプラザおおいた」の昨年4月~今年3月までの来場者数は2420万人、一日の最高記録は4月18日の約17万4000人、売上高は224億円といずれも目標値を上回ったという。
関信介社長は「これまでの駅ビルとは違う客層も多く来館する様子がうかがえた。リピート客も多く、中でも15~20代と50代以上の年齢層が目立った」と話す。
オープンから1年間(2015年4月16日~2016年4月15日)の年間入館者数は2500万人となる見込みで、当初の目標値1100万人に対し227%、年間売上高は230億円で目標値200億円に対し115%といずれも目標を超える結果となった。
JRおおいたシティは好業績の要因として、駅ビルを中心とした街づくりが進む中で街中全体が盛り上がったことや中東九州自動車道などのインフラ整備、デスティネーションキャンペーン、県立美術館の開館などによる効果と分析する。
関社長は「街中との連携を更に深め、このにぎわいが一過性のものであってはならない。街づくりに更に貢献していきたい。今期は『ファンづくり』をテーマに広域商圏、インバウンドへの取組みも強化していきたい」と意気込む。