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大分・臼杵石仏の里で「蓮まつり」始まる 写真コンテスト・ハス料理も

国宝臼杵石仏で見頃を迎えた蓮(はす)の花

国宝臼杵石仏で見頃を迎えた蓮(はす)の花

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 大分・臼杵の国宝臼杵石仏(臼杵市深田、TEL 0972-65-3300)で7月10日、「第4回 石仏の里 蓮(はす)まつり」が始まった。

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 2000年に市内愛好家とボランティアグループ「はないちえ」、地元区民の協力によりよって植えられ、2012年から始まった同イベントは今回で4回目。最初は1区画の休耕田から始まり、現在は約4400平方メートルの敷地に約1000株(約1万本)が植えられている。

「朝がゆ・朝ヨガ・朝ライブ、石仏のはす畑は、朝がその日のハイライト。」をキャッチフレーズに早朝を中心にスチールバン演奏や鼻笛などの音楽イベントやヨガ、太極拳、ウオーキングなどさまざまなイベントを用意する。

 同所にある臼杵石仏は、古園石仏大日如来像に代表され、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたといわれている。1995年6月15日には磨崖仏では全国初、彫刻としても九州初の国宝に指定された。その数は60余体にも及び、うち59体が国宝となった。石仏群は4群に分かれ、地名によってホキ石仏第1群(堂ヶ迫石仏)、同第2群、山王山石仏、古園石仏と名付けられている。

 臼杵の歴史の中にハスの花が登場するのは、1741年に著された「臼陽寺社略記」の中。「堂前の田、古は蓮池なり」と記されている。

 実行委員会の齋藤さんは「早朝に開くハスの花はとてもきれいで今が見頃。ほとんどが大賀ハスという種類の花だが中には別の種類のものもあるので見つけて楽しんでほしい。石仏やハス、景観を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 入場無料。7月31日まで。

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