![アートプラザで開催されている企画展「三沢厚彦 ANIMALS in ARTPRAZA」](https://images.keizai.biz/oita_keizai/headline/1469845809_photo.jpg)
大分のアートプラザ(大分市荷揚町、TEL 097-538-5000)で7月23日、企画展「三沢厚彦 ANIMALS in ARTPRAZA」が始まった。
動物をモチーフとした「Animals」などの代表作で知られ、国内外で活躍する現代彫刻家・三沢厚彦さんの作品約40点を紹介する同展。九州では2010年の鹿児島開催に次ぎ2回目。
会期中、入場前の同館エントランスの60年代ホールには三沢さんの代表作「ペガサス」を展示するほか、約10センチの小型作品から約6メートルの大型の作品など大小さまざまな等身大の動物像を3つのゾーンに展示。クスノキの丸太を手彫りし油絵具で着彩した彫刻作品のほか、絵画や作家の制作環境を垣間見ることができるアトリエ再現コーナーなども用意する。
入場時に配られる館内マップには見付けづらい展示作品をクイズ形式にするなどエンターテインメント性を持たせた演出で「子どもからも好評を得ている」という。
同館イベントディレクターの吉川緑さんは「とにかく実物を見てほしい。等身大作品の圧倒的な存在感と手作業により生み出される作品のパワーを感じてもらえるはず」と自信を見せる。
「動物は本物そっくりではなく、あえて動きを無くしているような作品は人によって笑って見えたり無表情に見えたりなど見る人の想像力により変化する。動物の目線の先には楽しい仕掛けもあるので夏休み家族連れで楽しんでもらえれば」と来館を呼び掛ける。
会期中、ホルトホール大分(大分市金池)で三沢さんと大分市美術館の管章館長との対談(8月7日)や、ワークショップ「クレヨンでえがこう!虹色アニマル」(同館、8月20・21日)などの関連イベントも予定しており、現在参加者を募集している。
開催時間は10時~18時(毎週金曜はナイトミュージアム=20時まで)。入場料は、一般=1,000円、高校生=700円、小中学生=200円。9月19日まで。