「ホルトホール」前にある「いこいの道広場」(大分市金池南1)で9月3・4日、県内の人気ラーメン店16店を集めた飲食イベント「大分ラー麺’Sフェス」が開かれる。主催は大分ラー麺’S倶楽部。
産業、学校、福祉(障がい者施設)の連携を意味する造語「産・学・福連携」をメインテーマに据え、大分県産食材を使ってラーメンを作る同イベントは今年で2回目。
2011年6月に「大分のラーメン好きが集まるコミュニティーを立ち上げたい」と田村将治さんが立ち上げた同団体では、年々メンバーを増やし、1500人を超えた際に「大分のラーメンを盛り上げるイベントができるのではないか」と昨年第1回フェスを開催した
今年7月には、熊本や由布院など地震により被災した地域の炊き出しにラーメン約1500杯を提供するなど積極的に支援に取り組んでいる。「ラーメンの力で復興や活性化に貢献したい」との思いから、今回のフェスでも熊本・大分地震復興を目的に掲げる。
当日は、県内からラーメン店「六盛」「マルキン製麺所」「トラの夢」「一骨屋」「豚骨ユニバーシティ」「和風創作DiningKiRARA」「ラーメン浅野2号」「豊後ラーメン一刀竜」「壱丁目ラーメン」「おめでたい」「ラーメンつけ麺まる重」「三男坊」「らうめん点法輪」と福祉施設「喫茶ひまわり畑」の14店、北九州から「テールらぁあ麺よし久」、熊本から「一連」の計16店が参加する。
昨年は2日間で、7150杯を売り上げ、初日は7店中6店舗が早々に売り切れるなど人気を集めた。今年は来場客全てに行き渡るよう1万3000杯以上を準備する予定。
メニューは、店同士がタッグを組み、「お題」に沿って開発したコラボメニューのほか、単独で開発したメニューを用意。10ブースで販売する。価格は1杯=500円。大分商業高校、別府溝部学園短期大学も開発に参加した「大分ニラの魚介鶏だししょうゆラーメン」「別府ジビエラーメン」も販売する。
田村さんは「別府の復興ラーメン博に次ぐ第二弾イベント。『産・学・福』で協力し、ラーメンの力で大分県全体の活性化につなげたい」と意気込む。「1日も早い観光復興を願い、おもてなしの精神でボランティアスタッフ一同頑張りたい」とも。
開催時間は3日=10時~19時、4日=10時~17時。入場無料。