高校生を中心とした音楽祭「Rock teen 2018」が8月12日、大分音楽館(大分市都町2、TEL 097-537-2266)で開かれる。主催は学校の枠を超えてつくる「OHMF」実行委員会。
2009年4月に始まった「OITA HIGH SCHOOL MUSIC FESTIVAL」から派生した夏のイベントで9回目。今年は大分市と別府市の高校生バンド、高校卒業後も活動を続ける10代のグループ、ダンスボーカルユニットなど10組が出場する。
当日は「Germellia」「きべ氏」「add.」「ホネスティーボーイ」「The World is Oyster」「絶唱キャスター」「Lie HABIT」「THE HOLDENS」「BLANK-BANK」「絶倫少女」の順で登場。オリジナルのロックやポップスのほか、ダンスなどを披露する。1組の持ち時間は25分。オープニングでは2カ月以上かけてこま撮り撮影で制作したという約1分30秒のムービーも上映する。
実行委員会は県内の高校生で構成。「創る」「出る」「観(み)る」をコンセプトに、総務部、企画部、アーティスト部、営業部などに分かれて活動し、春と夏のイベント運営に当たっている。今年の実行委員は40人で、委員長は運上明愛(あきえ)さん(大分国際情報高2年)、副委員長は高瀬晶子さん(大分高3年)が務めている。
運上さんは小学6年の時に見た「OHMF」のライブに心を動かされたという。高校入学後に実行委員会に加わり、イベントを見てきた「目」を生かす活動を続けてきた。「今年は新しい実行委員20人が3年生の入れ替わりで入ってくれた。伝えることが多く当日まで気が抜けないが、フレッシュな気持ちで頑張りたい」と意気込む。
3年生の高瀬さんは「高校生最後の夏」。受験勉強の合間を縫っては打ち合わせに駆け付け、後輩たちを支えている。「ライブハウスはチケット代が高かったり、閉鎖的だったり入りづらいイメージがあるが、そういったことを気にしないで来場できるイベントにしたい。高校生の同世代はもちろん、その家族も来るので世代を超えて楽しめると思う。気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。
12時30分開場、13時開演。入場料は800円(前売り500円)で、別途ドリンク代500円。