大分市の夏夜を彩る「本場鶴崎踊大会」が8月18日、大分市鶴崎公園グラウンド(大分市東鶴崎)で始まった。
450年以上の歴史がある大分市を代表する伝統芸能。1986年に国選択無形民俗文化財に選ばれ、1999年には「地域伝統芸能大賞」を受賞している。毎年、盆過ぎの土・日曜に開かれており、華やかな衣装をまとった踊り子たちが、しなやかで優美な「猿丸太夫(さるまるだゆう)」と、軽快な「左衛門(さえもん)」を踊る。今年は2日間で各町内会や企業や各種団体から踊り子約1,100人が参加する。
18日は19時15分から開会式が行われ、佐藤樹一郎大分市長が「鶴崎踊として一番の舞台。夏の思い出をつくってほしい」とあいさつ。鶴崎おどり保存会のはやしと口説きを皮切りに「猿丸太夫」から踊りが始まった。
踊り子たちが8レーンに分かれて踊りながらゆっくりとコースを周回。きらびやかな衣装で優雅な舞を披露しては大勢の市民や観光客から大きな声援を受けた。来場者は踊り子の中に家族や知人を見つけてはカメラやスマホで舞い姿を撮影していた。
19日も19時30分から踊りがスタート。20時30分からの後半の部には飛び入りで参加できる。入場無料。