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大分駅周辺で「スポーツ・オブ・ハート」 駅伝や多彩なイベントで「垣根」取り払う

障がい者や健常者らが参加したノーマライズ駅伝

障がい者や健常者らが参加したノーマライズ駅伝

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 障がい者と健常者が集うスポーツと文化の祭典「スポーツ・オブ・ハート2018 in 大分」の一般向けイベントが9月22日、JR大分駅府内中央口駅前広場などで始まった。

高橋さんが走りのコツを指導した陸上教室

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 主催は一般社団法人「スポーツオブハート」。障がい者スポーツの支援、ノーマライゼーション社会の実現などを目的に2012年から東京を主会場に開催している。大分開催は昨年に続き2回目。シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん、車いす陸上選手の廣道純さんほか多数のスポーツ選手、パラアスリート、芸能人が参加。23日まで陸上教室、ノーマライズ駅伝、ファッションショー、お笑いステージ、スポーツ体験、トークショーなどを開く。

 22日は11時から駅前の特設ステージで開会式を開いた。佐藤樹一郎大分市長、林芳正文部科学相、広瀬勝貞大分県知事、名誉市民の村山富市元首相らが出席。「スポーツオブハート」の代表理事を務める廣道さんが「障がいの有る無し、年齢、性別など関係なく、昨年以上に盛り上がりたい」、応援団長の高橋さんが「人を知り、尊敬し、認め合う共生社会の第一歩となる大分開催にしたい」とあいさつした。

 式では津軽三味線奏者の匹田大智さん、視覚障がいを持つギタリストの田川ヒロアキさん、能楽師の大倉正之助さんがコラボ演奏を披露。林大臣が、田川さん、視覚障がいのバイオリニスト穴澤雄介さんと共にギターやキーボードを演奏する「サプライズライブ」で会場を沸かせた。

 会場には車いすバスケットボール、パラリンピック種目のボッチャなどを体験できるスポーツアトラクションのブースを展開。地元食材や唐揚げなどを販売するテントもずらりと並んだ。13時からは大分市中央通り歩行者天国の同時開催イベントとして、高橋さんの陸上教室とノーマライズ駅伝を行った。

 駅伝はスポーツ・オブ・ハートの象徴イベントで、今年は大分市、玖珠町、豊後大野市、中津市、別府市、津久見市、宇佐市、佐伯市、国東市など11チームが参加した。1チームは小学生、一般、車いすランナー、芸能人、盲人ランナー、アスリートら11人で構成。ランナーは周回を終えると次走者にタッチして「見えないたすき」をつないだ。

 17時からは、駅前ステージでお笑い芸人のあばれる君や女優の是永瞳さんらによるトークショーと競技用車いす体験、18時から参加者によるファッションショーを開く。

 23日の開場時間は10時~16時。スポーツアトラクションのほか、サンシャイン池崎さんらのトークショー、お笑いライブなどを開く。入場無料。

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