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大分県の国文祭スタンプラリー 「スマホ効果」で早くも前回応募数超える

スマホを使った「おおいた大茶会スタンプラリー」
(大分市中心部商店街)

スマホを使った「おおいた大茶会スタンプラリー」 (大分市中心部商店街)

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 大分県内で開かれている国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭のスタンプラリーの応募数が順調に伸びている。スマートフォンの位置情報共有アプリを使った新形式での実施で、開催期間の3分の1の日数ながらすでに前回奈良開催の応募数を超えるなど「スマホ効果」が現れている。

スタンプ取得画面(赤レンガ館)

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 「おおいた大茶会スタンプラリー」は、イベントなどが行われる県内80カ所の会場や施設をチェックポイントとし、参加者はチェックポイントの近くでスマホを操作することでスタンプを受け取ることができる。スタンプ数に応じてさまざまな賞品が当たる。スタンプラリーにスマホのアプリを使うのは国文祭・障分祭では初めて。

 21日現在の応募総数は延べ1712件で、内訳はAコース=884件、Bコース=314件、Cコース=514件。県文化祭局(TEL 097-529-6283)は「最終的な目標数は設定していないが、この時期に前回よりも上回っているので出だしはかなり好調といえる」と手応えを感じ取る。

 奈良開催(2017年9月1日~11月30日)のスタンプラリーは、会場に設置したスタンプを2種類集めて応募する紙を使った形式で実施し、有効応募総数1593票だった。大分開催では応募を「スマホ+アプリ」に限定したこともあり、同局では「切り替えるに当たり不安もあった」というが、「応募数も順調に伸びており、年齢層も幅広い。身近なスマホ形式にしたことで逆に参加しやすくなったのでは」とする。大分県では4月からスマートフォン用アプリ「おおいた歩得(あるとっく)」を本格運用していることもあり、県民のスマホへの親和性も高いとみている。

 会期を1カ月以上残していることから応募数はさらに伸びると予想される。同局では「倍率は上がると思うが何度でも応募できるので、どんどん参加してほしい。ラリーを切り口に周遊する楽しみを体感してもらえれば」と呼び掛ける。

 賞品は111種類・410人分を用意。価格帯によってA(25種類・48人)、B(23種類・76人)、C(63種類・286人)の3コースに分かれており、必要スタンプ数はそれぞれ4個、3個、2個。主な商品はA賞=大分-東京往復航空券、3万円分の旅行券、豊後・米仕上牛ステーキ肉(各1人)、B賞=日田梨5キロ(2人)、清酒セット(1~3人)、C賞は食事券や和菓子詰め合わせなど。複数応募可。賞品の選択はできない。スタンプ取得期間は11月25日まで。11月30日まで応募できる。詳細の確認やアプリのダウンロードは専用サイトから。

 「第33回国民文化祭・おおいた2018」「第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」は11月25日まで。県内全18市町村で伝統芸能、祭り、食などの文化的資源に関する164のイベントを展開している。

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