「第33回国民文化祭・おおいた2018」と「第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」の閉会式が11月25日、iichiko総合文化センターのiichikoグランシアタ(大分市高砂町2)で行われた。大会旗を来年の開催地・新潟県に引き継ぎ、51日間の華やかな祭典を締めくくった。
誰でも楽しめる「おおいた大茶会」をテーマに10月6日に開会。県内全18市町村で、伝統芸能、祭り、食などの文化的資源を紹介する164のイベントを展開してきた。
フィナーレを飾るステージ「大分の山々巡行」には、能を楽しむ会、ダンススタジオシオナーズ、おおいた洋舞連盟などから約400人が出演。高崎山、六郷満山、由布岳などの山々が抱える豊かな自然や育んできた文化を、歌や踊りを交えて紹介した。
式典で広瀬勝貞県知事が「大分から全国に芸術文化の素晴らしさを届けることができた。この大会を契機に、これら伝統文化が継承されていくとともに新しい文化の芽が次の世代に引き継がれていくことを期待します」と述べ、新潟県の高井盛雄副知事に大会旗を手渡した。
新潟県は、足に障がいがあるフルート奏者の本宮宏美さんが美しい音色を響かせたほか、長岡花火の映像を紹介。グランドフィナーレでは「DRUM TAO」が和太鼓演奏を行い、満員の会場を沸かせた。
新潟大会は2019年9月15日~11月30日の日程で開かれる。