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大分市の高崎山自然動物園 恒例の「サル数」調査始まる

サルを調査するボランティア

サルを調査するボランティア

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 大分市の高崎山自然動物園(大分市神崎、TEL 097-532-5010)で11月26日、恒例のニホンザル個体数調査が始まった。5日間の日程でB群の総数などをまとめ、12月下旬に発表する。

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 個体の適正数管理に役立てる目的で毎年実施している。48回目の今年は同園職員16人と、事前講習を受けた一般公募のボランティア17人が調査に当たり、B群を対象に個体数、年齢、性別について記録する。11月30日まで連日調査することで精度を高める。サル寄せ場に近づかなくなったC群については、職員が随時、調査を進めている。

 初日は10時30分から調査を開始。サルが降りてくるエリアを特定し、調査員が間隔を設けて並んで目の前を通るサルについて記録していった。

 10回目の参加という大分市の小代昌代さん(60)は43頭を数えた。「昨年はゼロの日もあった。まずは貢献できたようでほっとした」。同市の岩男光芳さん(67)は「4回目の参加でうまくチェックできるようになった。かわいい親子ザルを見るのも楽しい」と笑顔で話した。

 総個体数は、1953(昭和28)年の開園時に餌付けした250匹から年々増加。1995年にピークの2128匹に達し、2002年以降はおおむね1200~1500匹で推移している。現在はB群642匹、C群588匹の1230匹で前年から135匹減。園では適正個体数を800匹としており、調査結果を基に餌の調整などを行う。

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