JA全農おおいたの直営レストラン「カフェ&ダイニングみのりみのる」(TEL 097-535-8623)が12月11日、アミュプラザおおいた(大分市要町1)1階にオープンする。県内産の魚、肉、野菜にこだわった「大分メニュー」を提供する。
JA全農が「生産者と消費者を食と農でつなぐ」をコンセプトに、2010年から始めた「みのりみのるプロジェクト」の一環。国産の食材を提供するカフェ、食堂、マルシェなどを全国で運営する取り組みで、これまでに東京・銀座、京都、広島、福岡などで13店を開いている。大分店は14店目。九州では福岡に次いでの出店。
大分市大在で創作料理店「hasama house」を営む挾間一雄さん(43)さんが監修。大分県産を中心とした食材を使った料理を提供する。店舗面積は123平方メートルで、席数はカウンター、テーブル合わせて49。
メニューは定食、一品料理、スイーツなど約50種類。「みのりみのるBOX」(1,598円)は和風ハンバーグ、サラダ、茶わん蒸し、グラタンなどが詰まった大きな「弁当箱」で、唐揚げ、ブリカツ、豚肉のしょうが焼きなどから好みのメインメニューを選ぶことができる。スペアリブと野菜たっぷりの和風ポトフ定食(1,490円)、大分県産牛のビーフカツレツ定食(1,706円)のほか、大分県産のブランド豚「桜王」を使ったニラ豚のホワイトシチュー定食(1,382円)といったオリジナル料理も用意する。
ドリンクはコーヒー(432円)、紅茶(486円)、「つぶらなカボス」(378円)ほか。生ビール(594円)、かぼすハイボール(540円)などアルコール類もそろえる。スイーツは県産のイチゴ「ベリーツ」やサツマイモ「甘太くん」を使ったタルト(626円)など。
店長の井尾淳さん(45)は挾間さんと古くからの知り合いで、開店に向け、2人で試行錯誤を繰り返してメニューを決めていった。「ゴボウや卵など、まだまだ知られていない大分産のおいしい食材を、料理を通して知ってほしい」とし、提供するご飯についても「県内のおいしいコメをなるべくたくさん紹介するために、品種を2カ月に1度入れ替えていく」と意気込む。
挾間さんは自身の店を来年1月中旬まで休んで新店の調理場に立つ。「これだけの食材をこのボリュームと価格で出せるのはうれしい。大分産の肉、魚、野菜を味わえる最高の店だと思うのでぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。
営業時間は10時~22時。テイクアウトコーナーあり。