1月14日の成人の日を前に大分県内の15市町村で13日、成人式が行われ、華やかな振り袖やスーツに身を包んだ新成人が大人への一歩を踏み出した。
県内の今年の新成人は1998年4月2日から1999年4月1日までに生まれた1万1332人(男性5624人、女性5708人)で、昨年より303人少ない(2018年11月20日現在)。
大分市の新成人は1月1日現在で4795人(男性2461人、女性2334人)。J:COMホルトホール大分(大分市金池南1)で開かれた記念集会には約3800人が参加した。
公募・推薦で決定した新成人9人が実行委員会を作り「ありがとう」をテーマに開催。屋外に中学校ごとのテーブルを設け、小ホールには記念撮影のスポットなども用意した。
大ホールで行なった式典では実行委員長の芝原大雅さん(大分大学)が「20年間を振り返り、感謝の気持ちを伝えたい」とあいさつ。佐藤樹一郎市長が「若い力とアイデアでいろいろな夢にチャレンジしてほしい」とメッセージを贈った。大分南高吹奏楽部と書道部のパフォーマンス、ボーイスカウトとガールスカウトの祝いの言葉、20年間をまとめた映像上映、タレントの大野タカシさんを招いたトークイベントなどもあった。
成人式に合わせて東京から帰省したという女子大学生は「久しぶりに友達と話せて楽しかった。今日の思い出を一つの区切りとして、今後は責任ある行動を心掛けたい」と気持ちも新たにしていた。
国東市と九重町の成人式は前年の8月15日、豊後高田市は1月5日に開催済み。