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大分川ダムが貯水率100%超え 湖面&桜がスマホの撮影フレームに

春の撮影スポットとなっている大分川ダム(4月2日15時ごろ撮影)

春の撮影スポットとなっている大分川ダム(4月2日15時ごろ撮影)

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 大分市の七瀬川上流で試験湛水(たんすい)中の大分川ダム(大分市下原)の貯水率が100%を超え、第1展望所は湖面やヤマザクラを抱えた山並みを背景とする撮影スポットとして人気となっている。

桜と湖面と山並みのフレーム

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 大分川ダムは岩石や土を積み上げて造成する「ロックフィルダム」で、高さ91.6メートル、総貯水容量は約2400万立方メートル。1987(昭和62)年に事業着手、2019年度中に「ななせダム」として運用を開始する予定。

 付替国道442号沿いの第1展望所では3本の桜が見頃。眼下にはなみなみと水をたたえたダム湖が広がり、奥に連なる山並みにはヤマザクラのピンクが映える。ダムの頂部や洪水吐(ばき)、取水設備などの人工物も楽しめる。

 4月2日も午後の晴れ間に合わせるよう大分や他県ナンバーの車が次々と訪れた。宮崎県から訪れた親子連れは美しい景観をスマホに収め「今だけの臨時スポットですね」と笑顔を見せていた。

 大分川ダム工事事務所によると、現在、流入量と放水量を調整してダムの水位を上げている。4月3日12時現在の貯水位は186.69メートルで、常時満水位の176.4メートルを超えている。今後はサーチャージ水位の195.8メートルを目安にさらに水位を上げるなどして試験を繰り返すという。

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