別府市の生花店「華つねまつ」(別府市若草町、0977-23-6867)が5月11日・12日に、移転5周年と「母の日」を合わせた記念のワークショップイベントを開く。
先代で現会長の恒松恵典さんが1964(昭和39)年、別府市北浜で創業した。住民に愛される店に育て上げる傍らで生け花の技術を高め、フラワー装飾師として厚生労働省の「卓越した技能者(現代の名工)」(2012年度)を受賞。「つねまつ」の名を確かなものとした。
業務拡張などによる2度の移転を経て、2014年5月、若草町に店を新築。現在は、長男の宗典(45)さんが妻の智美さん(同)と共にアレンジメントの腕を磨き、変わりゆく生活習慣に対応しながら店の看板をしっかりと守っている。
「用事がなくてもふらりと入れるような店にしたかった」と智美さん。移転の際は、店内が見える開放的な店構えにこだわり、生花、アレンジメント、シャボンフラワーなどのほか、子育てしながら創作活動に励む「主婦作家」らのハンドメード品も扱うようにした。2016年からは応援の幅を広げて定期的に雑貨関連のワークショップも開催。さまざまな人が楽しめる新しい形の生花店に進化させた。
今回は「Mother's DAY & 5th Anniversary」として開催。両日、店内にポストカード、コースター、ストラップ、ハーバリウムなどの各種制作体験(500円~)コーナーを10カ所用意する。かばん、羊毛フェルト、がまぐち、プリン、焼き菓子、パンなども販売する。肩や首のマッサージ、耳つぼ体験ができるコーナー(有料)も予定しており、智美さんは「自分へのご褒美やお母さんへのいたわりとして利用してもらえれば」と話す。
当日の来店者にはドライフラワーとオリジナルカードのセットを漏れなく進呈する。宗典さんは「5周年の感謝の印として、見に来ただけという人にもプレゼントしたい。気軽に立ち寄って楽しんでいってほしい」と呼び掛けている。
開催時間は10時~16時。