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別府市の路地裏に「青い鳥」 期間限定でオリジナル「重ね煮カレー」提供

「重ね煮カレー」を提供する森脇さん

「重ね煮カレー」を提供する森脇さん

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 無水料理の「重ね煮」を使ったオリジナルカレーを提供する「Curry&Spice青い鳥別府」が2月1日から、別府市の路地裏にあるフリースペース「PUNTO PRECOG」(プントプリコグ、別府市元町3)で期間限定オープンしている。

「レンズ豆のカレー」と「ポークカレー」の2種盛り

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 店主は佐伯市出身の森脇千絵さん(41)。東京でファッション関係の仕事に従事する傍ら料理の腕を磨き、2013年からヨガと重ね煮カレーのイベントを開始。2015年12月、幡ヶ谷(東京都渋谷区)にカレー専門店「青い鳥」を開いた。

 全速力で走り続け、3年をかけて人気店へと育て上げたが、「ゆっくり流れる時間の中で働いてみたい」との思いもあり離店を決意。「温泉と、まちや人の空気感に引かれて」再スタートの地点に故郷・大分の別府を選んだ。

 「重ね煮」は、野菜やキノコなどを塩だけで煮る無水料理。上に向かって伸びるキノコなどを下に敷き、ニンジンや大根など下に向かって成長する野菜などを上に「重ねて」煮ることで野菜本来のうま味をより引き出せるという。提供するメニューには重ね煮した野菜を使っており、「カレーの味わいが優しくなる。自然な作り方なので体のバランスを整えることもできる」と森脇さん。

 インドとスリランカの料理をベースとしたメニューを週替わりで提供。インドメニューは「メース・カルパシ香るチキンカレー」「レンズ豆と大根のカレー」(以上1,000円)、「青唐、玄米みそ、フキノトウのポークカレー」(1,200円)、スリランカメニューは「豆のココナッツカレー」(1,000円)、「サバのココナッツカレー」(1,200円)など。

 胚芽米とインディカ米をブレンドしたライスと、サラダや豆のせんべい「パパド」などの副菜を添えてワンプレートで提供する。カレーは好みの辛さに変えることができ、200円または400円アップで2種盛りもできる。大根、水菜、ルッコラ、白菜、キクイモ、カボス、コリアンダーなどは佐伯市の実家で両親が農薬を使わずに育てたものを使っている。ドリンクは豆乳チャイ、豆乳ココアチャイラテ、ノンカフェインの豆乳ターメリックラテ(以上500円)など。

 4カ月をかけて別府になじんだ後は、自らの店を構える予定。森脇さんは「知人や別府の人に支えられてスタートを切ることができた。今後はたくさんの人に自分のカレーを食べてもらい、元気になってもらえるよう頑張りたい」と話す。

 営業時間は11時30分~18時。火曜・水曜定休。5月31日まで。

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