ラグビーW杯日本大会の開幕まで1カ月。5試合を行う大分県では8月20日から県庁のレストランで来県6国の料理の提供を始めたほか、24日にはJR大分駅府内中央口駅前広場で直前イベントを開くなど、ビッグイベントを盛り上げる動きに拍車を掛けている。
県庁新館13階の「レストランぶんご」では、大分で試合を行うニュージーランド、カナダ、オーストラリア、ウルグアイ、ウェールズ、フィジーの代表的な料理10種類(各200食)を20日から23日まで日替わりで、同レストランのランチバイキング(11時30分から、750円)で提供する。
20日はニュージーランドのラムチョップワインソースかけ、カナダのピースープとメープルサーモングリル、21日はオーストラリアのキヌアサラダとフィッシュ&チップス、ウルグアイのトマトベースのスープ「エンソバ デ カンポ」、22日はウェールズのシーザーサラダとコンソメ風味のスープ「トラディショナルウェルカウル」を用意する。23日はフィジーのフィジアンアップルサラダと牛肉スープの「スィー」、ニュージーランドのラムチョップワインソースかけのほか、県産食材を使った大分県版フィッシュ&チップスも並べる。
直前イベントは、これまで開いてきた「1年前」「100日前」といったカウントダウンイベントを締めくくる最後の催し。当日は12時開場で12時15分からオリジナルの大型オブジェの除幕式を開く。
13時から歌手のカンタス村田さんのライブ、13時30分から栄養ドリンクなどが当たるクイズ大会、14時から元日本代表でナンバー8として活躍したラトゥ ウィリアム志南利さんとモデルゆきぽよさんによるトークショーを行う。14時50分からは大会マスコット「レンジー」のぬいぐるみ、公式ボールなどが当たる大抽選会がある。16時から大型ビジョンで8月10日に行われたオーストラリア対ニュージーランド戦のパブリックビューイングを実施。上映開始に先立ち、15時45分から子どもたちが両国の国歌を斉唱する。
試合会場となる昭和電工ドーム大分では芝の張り替え工事が始まり、大会期間中(9月20日~11月2日)に「ファンゾーン」となるJR大分駅南口の大分いこいの道広場の整備も進んでいる。県ラグビーワールドカップ2019推進課では「街中をラグビー色に染めるドレッシングも始まった。このまま盛り上げて勢いを付けて開幕を迎えたい」と意気込んでいる。