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ラグビーW杯NZ代表オールブラックス、別府市のイベントで3000人と交流

ラグビークリニックではグループごとに記念撮影を行った

ラグビークリニックではグループごとに記念撮影を行った

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 ラグビーワールドカップ2019日本大会のニュージーランド代表「オールブラックス」を迎えた交流イベントが10月1日、別府市のビーコンプラザ(別府市山の手町)で行われた。世界トップクラスの選手14人が参加。子どもたちにキックやパスなどを指導したほか、約3000人の来場者と一緒にニュージーランド国歌を歌い、親交を深めた。

ニュージーランド国歌を斉唱する来場者

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 ニュージーランドラグビーフットボール協会、別府市ラグビーフットボール協会、別府市の主催。同市でキャンプを張っているオールブラックスの試合日の間を利用して実施した。イベントにはキーラン・リード主将、「バレット3兄弟」のジョーディ選手とスコット選手らが参加。別府市と大分市のラグビースクールに通う子どもたちを指導する「ラグビークリニック」を行った。

 開場時間の7時を前に市民や国内外のファンらが列を作るなど、「ブラックス人気」が後押しする形で来場数は想定の2000人を大きく超えた。

 9時からのオープニングで姉妹都市・ロトルア市の高校生グループ「ラウクラ」が伝統舞踊「カパ・ハカ」を披露。同国で人気というツアーバンド「Six60(シックス・シックスティ)」もライブで盛り上げた。サプライズゲストとして、大分市出身でプロ野球福岡ソフトバンクホークスの内川聖一選手も登場し、来場者を喜ばせた。

 10時15分にオールブラックスの選手が入場すると会場は大きな歓声に包まれた。クリニックでは子どもたちを年齢別のグループに分け、選手はパスの出し方やゴロパントの蹴り方などを指導。小学1、2年のグループでは最初は緊張していた子どもたちも、指導を受けるたびに選手との距離を縮め、最後には進んでハイタッチをしたり、足に抱きついたりしていた。

 グループごとの記念撮影、質疑応答の後、別府翔青高吹奏楽部の演奏に合わせ、全員でニュージーランド国歌「神よニュージーランドを守り給(たま)え(God defend New Zealand)」を斉唱。同市明星小6年の西美香子さん(6年)が「来てくれてうれしかった。試合ではオールブラックスのジャージーを着て応援したい」と英語でお礼の言葉を述べると、リード主将が「明日の試合で良いパフォーマンスを見せたい」と返し、「子どもたちのスキルは高い。別府ラグビーの将来が楽しみ」と締めくくった。

 オールブラックスは3連覇を狙う強豪チーム。試合前に行う戦いの儀式「ハカ」が有名。今大会では9月21日の南アフリカとの初戦(横浜市)に勝利。10月2日に昭和電工ドーム大分でカナダと戦う。

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