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大分県が参加無料「別府湾クルーズ」 「さんふらわあ」に県民とラグビーファン同舟

「別府湾おもてなしクルーズ」への参加を呼び掛ける担当者

「別府湾おもてなしクルーズ」への参加を呼び掛ける担当者

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 大分県は10月18日、フェリー「さんふらわあ」で別府湾を巡る「ラグビー&大分満喫 別府湾おもてなしクルーズ」(Beppu Bay Omotenashi Hospitality Cruise)を実施する。参加は無料で、海上から大分市の工場地帯や別府の湯煙を観賞できるほか、外国人ラグビーファンとの交流も期待できる。

「ラグビー&大分満喫 別府湾おもてなしクルーズ」のチラシ(表)

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 主に、ラグビーW杯の準々決勝(10月19日・20日)などで大分を訪れる外国人や県外からの観光客をもてなす目的で企画。寄港中のフェリー「さんふらわあごーるど」を活用し、3時間かけて昼の別府湾を巡る。

 11時30分にさんふらわあ大分港乗り場(大分市生石5)を出港。東に進んで大在沖を走り、旋回して大分港に戻る。14時30分帰港予定。県観光政策課では「日本有数の工場が並ぶ壮観な景色や湯煙が立ち上る絶景を楽しめる」とする。

 船内では太鼓や神楽の演奏を行うほか、書道、生け花、折り紙といった日本文化を体験できるブースを設置。射的、ボールすくい、輪投げのコーナーも設ける。飲食は有料で、魚のコロッケ「ぎょろっけ」、豊後牛の串焼き、ビール、大分の焼酎や日本酒などを販売する。支払いは現金(日本円)のみでクレジットカードなどは使用できない。

 定員は600人で先着順。専用予約サイトなどから申し込む。当日は、代表者の本人確認書類(免許証、保険証、年金手帳、パスポートのいずれか)が必要。

 大分県によると、県内宿泊施設(339施設)における10月19日・20日の予約状況は、9月1日時点で3万3214人。このうち外国人は1万4507人で、欧州、米国、豪州からは5115人となっている。県ではこうした外国人が参加しやすいように専用サイトに英語を併記し、英語版のチラシも用意。今後はW杯参加国などの大使館に情報を拡散してもらうほか、外国人利用の比率が高い宿泊施設などでチラシを配布するという。

 同課では県民の参加も歓迎しており、「沖からの風景を見たことがないという人もたくさんいるのでは。誰でも参加できるので外国人との交流も含めて楽しんでほしい」と呼び掛けている。

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