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ラグビーW杯大分開催から日本代表PVまで 「ラグビー大分デー」にファン沸き立つ

終了間際のトライで盛り上がる祝祭の広場(10月5日21時22分)

終了間際のトライで盛り上がる祝祭の広場(10月5日21時22分)

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 ラグビーワールドカップ2019日本大会の第14日があった10月5日、大分では昭和電工ドーム大分で予選のプール戦があったほか、大分市内などで日本代表戦のパブリックビューング(PV)が行われ、昼から夜までラグビーファンが湧きたつ「ラグビー大分」の一日となった。

2本目のペナルティゴール成功に沸くファンゾーンのPV会場

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 JR大分駅南口の大分いこいの道広場(大分市東大道1)のファンゾーンは、 大分開催のオーストラリア対ウルグアイ、イングランドとアルゼンチンの好カード、日本対サモアの3試合のPVが行われるとあって午前中から大盛況。夜にはゾーンへの入場が規制されるほどの人であふれかえった。

 日本対サモア戦で試合開始前の国歌斉唱のシーンが大画面に映し出されると、全員が起立。大きな声で君が代を歌い、会場は一丸となった。19時30分過ぎに始まった試合は一進一退の攻防が続いたが、日本がじわじわとリードを広げ、前半を16-9で折り返した。別府市の30代女性は「もっとたくさんトライを取れると思っていた。歯がゆいしやきもきする」と消化不良といった表情を見せた。

 大分市の祝祭の広場(大分市中央町1)のPV会場も、市民やファンのほか観戦帰りのオーストラリア人などでぎっしりと埋まった。後半35分に勝利を決定づけるトライが決まると会場は沸き立ち、終了間際のボーナスポイントにつながるトライには会場が大きく揺れた。大分市の30代男性は「最後の4トライ目には鳥肌が立った。漫画を見ているようだった」と興奮気味に話した。

 試合は日本が38-19で勝利。決勝トーナメントへの道を大きく開いた。大分市の30代男性は「確かに最後のボーナスポイントも大きかったが、とにかく次は勝つことだけを信じたい。またここ(祝祭の広場)に来てみんなで応援したい」と意気込んだ。

 ドームの試合は14時15分にキックオフ。3万3781人が来場した。スタンドはオーストラリアカラーの黄色で埋まり、試合もオーストラリアが45-10で快勝した。別府市の40代男性は「こんな間近でオーストラリアの試合が見られるなんて本当にうれしい」と笑顔を見せた。大分市の50代男性は「暑いかなと思って来たが、観戦するにはちょうど良い感じだった。シャトルバスの運行を心配していたが、混乱もなくスムーズだった」と満足そうに話していた。

 大分では今後、予選プール戦のウェールズ対フィジー(9日、18時45分)と、準々決勝の2試合(19日・20日、16時15分)を残している。

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